不可解に慣れること

 先日はっきり言うと理解不能な映画を見てしまった。『エヴォリューション』という映画だ。この映画、カズオイシグロ『私を離さないで』やシュペルヴィエル『ひとさらい』を彷彿させるのだが、とにかく画面は終始どんよりとして暗いし、妊娠や出産の生々しい描写に息が詰まる。

 映画は終始セリフが殆ど無くストーリーすら自分の思い描いている物が正しいのか不安になってくる。勿論、監督は正しいストーリーなどという物を想定していないのかもしれないし、別に正解を探そうという気にもならないのだが、ただ余りの理解不能さに気味悪さを感じた映画だった。

 この映画を見て何かをうまく言うことは、今の私には出来ない。何かうまく自分の思うことを表現できるようになったら此処を書き換えようと思う。

 

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

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ひとさらい (光文社古典新訳文庫)

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